Update - 1.11.0.113

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"DiscIP.214021.1": "フル",
"DiscIP.214021.2": "サビ",
"DiscIP.214021.3": "一期一会",
"DiscIP.214021.4": "渡り鳥は北で繁殖してから、南に戻って冬を越す。\r\nしかし、群れを比較すると、それぞれ行動が異なってくる。\r\n\r\n北に住む鳥は、温暖な環境を求めて冬は南へ向かう。\r\n一方、南に住む鳥は、暑さを避けて夏は北へ向かう。\r\n\r\nもしお互いの距離が離れていたとしても、旅をしていればいつか出会える。\r\nだから、別れることになったとしても、悲しむ必要はない。\r\n何も起きない関係であれば、そもそも最初から縁は結ばれなかったはずだ。\r\n\r\n「みんなはどう思う?」\r\n静かな夜空の下に、カエデの声が響く。\r\n遊び疲れたナツカは芝生の上で横になっていた。\r\nナズナは楽しそうにフユカを追いかけている。\r\nカエデは両手で足を抱えながら、優しい笑みを浮かべていた。\r\n「こうやって遊ぶ機会も、なかなかないよね?」\r\n「いつも色々と忙しいから、こうやって一息つくのもいいね」\r\n「それで、ナッちゃんはどう思うの?」\r\n「私は……いえ、私の考えは重要じゃないです」\r\n\r\n渡り鳥が星空の下で水遊びをしている。\r\n湖に映る自分を見ながら毛づくろいをすることで、生まれる絆が存在するはずだ。\r\n\r\n「いずれ、私たちは違う旅に出る。それでみんなの夢が叶うなら、それで充分だと思う」\r\n「……ナッちゃんは、それでいいの?」\r\n「ちょっと待って!まだ水遊びは終わりじゃないよ!\r\n「ナズナ、忘れたの?私は魔法が使えるよ」\r\n「それはなしだよ!カエデねえさん、何か言って!」\r\n「うふふ……」\r\n\r\nどこにいようと、長い旅路の中では自由と孤独を味わうことになる。\r\nいつか別れの日が来たとしても、思い出と希望を背負って、少女たちは新しい季節を迎えるだろう。",
"DiscIP.214021.4": "渡り鳥は北で繁殖してから、南に戻って冬を越す。\r\nしかし、群れを比較すると、それぞれ行動が異なってくる。\r\n\r\n北に住む鳥は、温暖な環境を求めて冬は南へ向かう。\r\n一方、南に住む鳥は、暑さを避けて夏は北へ向かう。\r\n\r\nもしお互いの距離が離れていたとしても、旅をしていればいつか出会える。\r\nだから、別れることになったとしても、悲しむ必要はない。\r\n何も起きない関係であれば、そもそも最初から縁は結ばれなかったはずだ。\r\n\r\n「みんな、今日はゆっくり過ごせた?」\r\n静かな夜空の下に、カエデの声が響く。\r\n遊び疲れたナツカは芝生の上で横になっていた。\r\nナズナは楽しそうにフユカを追いかけている。\r\nカエデは両手で足を抱えながら、優しい笑みを浮かべていた。\r\n「最近はみんな忙しかったし、いい気分転換になったよ。ね、フユカ?」\r\n「そ、そうですね。毎日が充実していたのは事実ですけど、疲れも溜まっていたので」\r\n「ナッちゃんはどう?」\r\n「私は……そうね、みんなと過ごせて楽しかったわ」\r\n\r\n渡り鳥が星空の下で水遊びをしている。\r\n湖に映る自分を見ながら毛づくろいをすることで、生まれる絆が存在するはずだ。\r\n\r\n「いつかはみんなそれぞれ、自分の夢に向かって進む日がくるかもしれない。そうなったら、もうこんなふうには過ごせなくなるかもしれないけど……」\r\n「ふふ。ナッちゃんったら、ちょっぴり気が早いんじゃないかしら?」\r\n「そうそう!いまを目一杯楽しんで、明日のことは明日考えればいいんだよ!\r\n「まったく、その刹那的な考え方はナズナらしいわね」\r\n「で、でも……離れ離れになっても寂しくないように、思い出を作るのはいいことだと思います!」\r\n「うふふ。私もフユちゃんの意見にさんせーい♪」\r\n\r\nどこにいようと、長い旅路の中では自由と孤独を味わうことになる。\r\nいつか別れの日が来たとしても、思い出と希望を背負って、少女たちは新しい季節を迎えるだろう。",
"DiscIP.214022.1": "フル",
"DiscIP.214022.2": "サビ",
"DiscIP.214022.3": "真夜中の鈴",
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"DiscIP.214051.2": "サビ",
"DiscIP.214051.3": "惹かれ合う星",
"DiscIP.214051.4": "「センセー、センセー」\r\n裾を引かれたカナーチェが視線を落とすと、ぺたんと床に腰をおろしたホタルがぼんやりと天井を見上げている。\r\nホタルの視線の先には、満天の星空が広がっていた。\r\n天井から吊り下げられた、作り物の星空ではあるが、ホタルにとっては本物の星と相違ない、立派な星なのだろう。\r\n「どうしたんだ?」\r\n「お星さま、どこから来て、どこ行くの?」\r\nホタルの唐突な問いに、カナーチェは戸惑う。\r\n問いの意図を測りかねるというのもあったが、なにより、ホタルはそんなことを聞いてくる子ではないというのが大きかった。\r\n「お星さま、ときどき、ビューンって飛んでく」\r\nカナーチェが答えられずにいると、ホタルが言葉を重ねた。\r\nそういうことか、とカナーチェは落ち着きを取り戻す。\r\nホタルの問いは、至極子どもらしいものだ。\r\n「それは、流れ星だね。決まった道をぐるぐる回っているものもあれば、私たちが住む星に降ってくるようなものもあったりする」\r\n「へー」\r\nカナーチェの言葉に、ホタルは考え込むように首をかしげる。\r\n「じゃあ、他のお星さまは?」\r\n「他の星?」\r\n「うん、動かないお星さま」\r\n「動かない星は……そうだな。動いていないように見えて、実は大きなお星さまを中心にぐるぐる回っていたりするんだ」\r\n細かく説明していくとキリがないから、カナーチェはとりあえずそれだけ伝えた。ホタルがもっと知りたがったら、そのときは詳しく話してあげればいい。\r\n「じゃあお星さま、みんな動いてる?」\r\n「それは……きっとそうだと思う」\r\nカナーチェの言葉に、ホタルは答えない。\r\n代わりに、食い入るように、天井に吊るされた星の中で一番大きなものを見つめている。\r\nホタルの想像のなかでは、作り物の星たちが、本物の星よりもきらびやかに、そして目まぐるしく動いているのかもしれない。\r\n\r\nそう思うと、カナーチェは胸の奥が少しだけ温かくなった。\r\nホタルが子どもらしく、ごくごく普通の、温かな想像をしてくれることがなによりもうれしい。\r\n\r\nカナーチェは微笑み、あらためてホタルを見つめた。\r\n\r\nホタルの心が、きれいなもので満たされますように。\r\nそして自分が、わずかでもその助けとなれますように。\r\n惹かれ合う星々のように、そんなホタルをずっとそばで見守れますように。\r\n\r\nそんなことを、天井の星々に願わずにはいられなかった。",
"DiscIP.214052.1": "???",
"DiscIP.214052.2": "???",
"DiscIP.214052.3": "???",
"DiscIP.214052.4": "???",
"DiscIP.214054.1": "???",
"DiscIP.214054.2": "???",
"DiscIP.214054.3": "???",
"DiscIP.214054.4": "???"
"DiscIP.214052.1": "フル",
"DiscIP.214052.2": "サビ",
"DiscIP.214052.3": "奇跡の創造",
"DiscIP.214052.4": "複雑そうな図面がいたるところに散らばっている工房内にて――\r\n規則的な機械音と共に、『スーパーオートラビ』のアームが机上の部品を緻密に\r\n組み立てている。スパクルは息を止め、最後の歯車がはまる瞬間を見守っていた。\r\n「これで、やっと完成……!」\r\n彼女の歓喜の声が上がったと同時に、たったいま完ぺきに組み上がったはずの\r\n『新発明』から『カチッ』と嫌な音が聞こえる。\r\n彼女が音の出どころを調べる間もなく、次の瞬間には無慈悲にも装置全体が\r\nバラバラに崩れ落ちてしまった。\r\n「そんなぁ~……どうしてまた崩れちゃったの?各パーツの適正サイズと重さは\r\n何度も検証したし、理論上は問題ないはずなんだけど……」\r\nスパクルは苛立たしげに髪をぐしゃぐしゃとかき乱しながら、反対の手で傍らの図面を\r\n手元に引き寄せてにらめっこを始める。しかし疲労のためか、どこに問題があるのか\r\nすぐには見つけられなかった。\r\n「まさか、そもそも素材の問題だったり……?」\r\n不意に導かれたように彼女は振り返る。その視線の先には、別の作業台の上に横たわる\r\n愛らしいラボラビ。それは彼女の最高傑作だった。スパクル史上最高にかわいい外見。\r\nこれから戦闘機能も追加搭載され、彼女の親友はさらに進化していく予定だ。\r\nスパクルは目を細めてラボラビを見つめる。親友とアイコンタクトを交わした瞬間、\r\n脳内でひとつのアイデアが花火のように爆ぜた。その衝撃は、お気に入りの童話である\r\n『アリシアの地下冒険』を初めて開いたときと似ていた。自由で奔放な物語の波に\r\n呑まれて感じたときめきとわくわく――あの日の高揚感と同じ感情がスパクルの\r\n思考回路に明かりを灯した。\r\n「首のジャボタイを蝶ネクタイに変えたら、結び目に銃口を仕込めそうかも……?」\r\n\r\nスパクルは瞼を閉じ、ゆっくりと自分だけの創造の世界へ沈み込んでいく。\r\nアイデアの数々がきらめく星となり、夜空にまたたく。\r\nスパクルは大きな歯車に運ばれながら、無数の輝きを吟味する。\r\n素材は?形状は?大きさは?組み立て方法は?\r\nかわいさは絶対に譲れない。でも火力も捨てたくない。\r\n蝶ネクタイ型は本当に最適解?ニンジン型のほうがエネルギー効率が向上するのでは?\r\nスパクルが思考するたびに星が生まれ、消えていく。\r\n無数の星が夜空を埋め尽くした頃、スパクルはひと際明るく輝く星に惹きつけられた。\r\n「見つけた」\r\n星の向こうには、唯一無二の親友が待っていた。\r\n親友とスパクルは互いに星に向けて手を伸ばす。\r\nこの輝きこそが、ふたりの『最適解』だと確信して――\r\n\r\n瞼を開けたスパクルは、すぐさま車椅子を作業台のそばへ寄せた。\r\nそれまで机上を占有していた部品や図面を脇へ押しやり、\r\n彼女はまっさらな設計図を広げてペンをとる。ペン先が紙面を走り、\r\nインクが創造の軌跡を描く。点は線になり、線は奇跡に至る設計図へと変貌していく。\r\nスパクル史上最高に危険で、最高にかわいらしい新発明が産声をあげるのは、\r\nもう間もなくなのだろう。",
"DiscIP.214054.1": "フル",
"DiscIP.214054.2": "サビ",
"DiscIP.214054.3": "私と君の楽園",
"DiscIP.214054.4": "「スパクル、見て。これ、なーんだ?」\r\nスパクルの母親は、背後に隠していたプレゼントを愛娘に渡す。\r\n「プレゼント?」\r\n「そう!かわいいスパクルの退院祝いに、パパとママからご本の贈り物よ!」\r\n「わあい!あたらしいお話だ!」\r\n幼いスパクルは箱を抱えて嬉しそうにくるりと回ると、待ちきれないといった様子で\r\nリボンを解いていく。箱を開けると、大好きな紙の香りがふわりと鼻腔をくすぐった。\r\n「『緑の街の魔法使い』?」\r\n「そうよ。小さな女の子がたくさんの可愛い仲間たちと冒険するお話なんですって。\r\nスパクル、こういうお話好きじゃなかったかしら」\r\n「うん、だいすき!私も一緒に冒険してるみたいだから!\r\nねえ、ママ。退院したから、私もお外に冒険しに行ってもいい?」\r\n「スパクル……」\r\n娘の無邪気な問いかけに、母親は困ったように眉を八の字に寄せた。\r\n「ごめんなさい、スパクル。スパクルの気持ちはママもすっごくわかるけれど、\r\n冒険はまだ許してあげられないの。これもスパクルが元気でいるためなのよ」\r\n母親は申し訳なさそうに娘に語りかける。\r\nその母の気持ちがわからないほど、スパクルは愚かではなかった。\r\n「わかった!私、おうちにいるよ。ママがくれたご本もたくさんあるし!」\r\n聡い娘は小さな体で母を抱きしめて笑う。母親はそんな娘を抱きしめ返した。\r\n「ありがとう。スパクルはいい子ね。そうだ、もし新しいお話がおもしろくなかったら\r\nママに言ってね?巡遊者になって、塔にスパクル好みのご本をお願いしに行くから!」\r\n「大丈夫だよ、ママ。パパとママがくれるご本はぜんぶおもしろいもん!」\r\nせめてものご褒美となるように、母は聞き分けのいい娘の頭を優しく撫でた。\r\n頭上から伝わるあたたかさを感じながら、少女は心の奥でくすぶっていた悔しさに\r\nこっそりフタをするのだった。\r\n\r\nハッとスパクルの目が覚める。\r\n久しぶりにきちんと睡眠をとったせいだろうか。どうやら幼い頃の夢を見ていたらしい。\r\n夢の中で感じた母親の温もりと、あの本の匂いをいまもはっきりと覚えている。\r\nぼんやりと夢の余韻に浸っていると、突如としてラボラビの顔が視界に割り込んできた。\r\n「^_^\r\nスパクル、9時から本棚を整理する予定だよ。\r\n並べる順番は書名の頭文字順?それとも出版年順?」\r\nラボラビの言葉に、スパクルは昨夜の記憶を思い起こす。\r\n(そういえば、寝る前にラボラビのスケジュールを本の整理に調整したんだったっけ)\r\nスパクルはラボの隅に積み上がった本を見やる。\r\nふと、彼女の視線が一冊の背表紙で止まる。\r\n\r\n『緑の街の魔法使い』\r\n\r\n(昔の本を整理するって決めたから、あんな夢を見たのかな)\r\n懐かしそうに目を細めると、スパクルはラボラビに声をかける。\r\n「ラボラビ、やっぱり本の整理は自分でやるよ。あなたは本を探すのを手伝って」\r\n「T_T\r\n非推奨。前回、スパクルは片づけより読書に集中して本棚整理を中断していたよ。\r\nラボラビが実行すると、成功率が99.9%上昇するよ」\r\n「あはは~……そんなこともあったっけ」\r\nラボラビの的確な分析を提示され、スパクルは気まずそうに頬を人差し指でかく。\r\n「それじゃあ、今回はラボラビに任せようかな。並べる順番は書名の頭文字順でお願い」\r\n「・ω・\r\n了解したよ」\r\n本の整理はこれで安心。ブロッチとレオもブロック済で、ケータイは静かなものだ。\r\nラボのその他の機械たちも、あらかじめ設定した通りに問題なく稼働している。\r\nなんて完ぺきな休日だろう。こんな日には新しいインスピレーションが湧いてくるかも?\r\nほのかな期待に胸を躍らせつつ、傍らに用意されたティーカップを手に取る。\r\n大好きな紅茶と本の香りに包まれながら、スパクルは優雅な休日を満喫するのだった。\r\n新たな冒険に想いを馳せながら――"
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